加工なしでiPhoneの写真をフィルム風にする方法

光るライトボックスの上に置かれた、オレンジ色の35mmカラーネガのストリップと2つの金属製フィルム缶

プリセットはやめて、フィルムを再現するカメラアプリで撮りましょう。Last SummerのClassic SLRや35 Luxのようなフィルムは、撮影中に粒子、やわらかなハイライト、フィルムの色を加えるので、カメラロールに届いた時点ですでに35mmフィルムをスキャンしたような写真になっています。

iPhoneの写真をフィルム風に加工するのが難しい理由

iPhoneの写真は、目にする前に強く処理されています。スマートHDRが暗部を持ち上げ、ノイズリダクションが質感をなめらかにし、シャープネスがすべての輪郭をくっきりさせます。フィルムはその3つすべてが正反対なので、プリセットは何かを加える前に、まずその処理を打ち消さなければなりません。

プリセットはまた、すべての写真に同じ粒子と同じ色をかけます。本物のフィルムはシーンごとに違う反応をしていたのに。10枚も見れば、その均一さはすぐにわかります。しかも、結局1枚ずつ開いて加工する必要があります。

本当のフィルムの写り

フィルムの粒子は、暗部では粗く、明るい部分では細かく、二度と同じにはなりません。ハイライトは急に白飛びせず、ゆるやかに白へ溶けていきます。色はフィルムの種類によって変わり、あたたかく寄るもの、暗部が緑がかるもの、落ち着いたものがあります。当時のレンズは四隅が暗く、やわらかくなりました。

本物のフィルムにはアクシデントもつきものでした。1枚目を横切る光漏れ、少し傾いた水平線、遅れて光ったフラッシュ。説得力のあるフィルム風には、そうした予測できなさが少し必要で、加工はそれを消してしまいがちです。

撮りたい写りに合わせてフィルムを選ぶ

Classic SLR:Canon AE-1がモデルの、バランスのよい色と自然な粒子。日常の写真にまず使うならこれが無難です。

35 Lux:シャープな中心とやわらかな周辺。Contax T2のような90年代の高級コンパクトカメラ風。

MJU Soft:Olympus Stylus風の、クリーンで落ち着いた日常のフィルム。旅行やスナップに。

Lo-Fi PopとPlastic Lens:Lomo LC-AとHolgaにならった、鮮やかな色と暗い四隅、または強い周辺減光とぼけ。Instant Fadeはポラロイドの白っぽい色に、Home Videoはフィルムの代わりに90年代のビデオカメラの色のにじみに。

Instant Fadeの白いフチの中で、夕暮れの屋上で笑う2人の友人
Instant Fade:色あせた色味と定番の白いフチ。

フィルム風に見せる撮影のコツ

フィルム風に一番合うのはやわらかい光です。早朝、夕暮れどき、曇りの日、あたたかい室内の照明。真昼の強い日差しでも撮れますが、ハイライトが飛びます。いつも見栄えがいいとは限りませんが、それも本物らしさです。

構図はゆるめに、傾きをいちいち直さないこと。ひとつの瞬間に撮るのは1〜2枚で十分です。粒子と光漏れは毎回変わり、アルバム全体に出るばらつきも魅力のうち。昔っぽさを出したいなら、オレンジの日付はオンのままにしましょう。

よくある質問

Last Summerは本物のフィルムの粒子を使っていますか?

粒子はアプリが生成しています。本物の粒子と同じように1枚ごとに変わるので、同じパターンの写真は2枚とありません。

35mmフィルムに一番近いフィルムはどれ?

最もニュートラルな35mm風はClassic SLRです。35 Luxは高級コンパクトカメラに近く、MJU Softはより落ち着いた写りです。